サイコパス
外に出ると、私企業やデパート、駅、商店街、様々な場所で監視カメラが設置されるようになりました。
屋内ではなく、屋外であり、ある程度プラバシーは放棄されているとはいえ、自分の認識しないうちに情報が集められている可能性を包含しており、近未来の管理社会の到来を予想させます。5人組、10人組といった江戸時代の監視とは異なって機械による、収集される側が気づかない形での情報集約、管理が進んでいるということですね。
サイコパスの世界はその徹底した世界で、シビラシステムという機械による人間の統治が進められていくのです。行為者ではなく、行為に着目して罰せられるのが、カント以降の刑法理論ですが、ここではその前に犯罪係数を基準に時には殺害にまで発展するのです。
近時では遺伝子によって犯罪者になるかどうかについて判断する研究も進められているようでして、興味深い話でした。